「USJプレオープンに行ってきました」の巻 (2001/3/29)

ゆうたん姐さんから「USJのプレオープンチケットがあるんだけどー。」のお誘いを受けて、このたび3/31OPENのUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ってまいりましたー。当然会社はお休みしました。有給がなかったので事前に休日出勤して代休を使ってのお休みです。ここ数週間、これだけを目的にお仕事に励んでまいりました。気合が感じられます。

行く前にお勉強しなくっちゃーっちゅーことで、いろんなUSJサイトでお勉強して「どうもカッパがいるらしい」との情報は入っていたのですが、ワタクシ買うことができないまま当日を迎えてしまいました。

さて、その当日です。ゆうたん姐さんは当日に始発の飛行機で大阪入りです。「9時ごろにホテルのロビーで」との連絡を受け、チャカチャカ準備を進めていざ電車に乗ったときに財布に1000円しか入ってないことに気が付いたワタクシは、銀行に行ってから待ち合わせ場所に向かいました。

新阪急ホテルのロビーで無事合流し、ゆうたん姐さんのお土産の「マイセンのカツサンド」を頂き、JR大阪駅に向かいました。環状線で「西九条」まで行ってそこから「ユニバーサルシティ」までの直行電車に乗り換えです。

無事に環状線に乗り込み、タラタラーっとおしゃべりしてたら「弁天町」まで行ってしまいました(「西九条」の次の駅)。「いやーん」ってなわけで、お互いのせいにしながら1駅戻るワタクシたち。無事に「西九条」まで戻って同じホームに着いた専用電車に乗り込みます。こんなことしてても、結局大阪駅から30分以内で着くのねん。近い近い。たぶん車で行くより便利っす。

駅に着いてから、まず帰りの切符を買っておきます。これは帰りの切符売り場混むから。甲子園みたいに大阪駅で往復が買えるようにした方がええかもねん。でもうちらはちょっとゆっくり目に行ったから、ここではそんなに混んでなかったっす。

駅からUSJまでは1本道です。道沿いにはいろんなお店がいっぱい。ハードロックカフェもミナミから引っ越してきてました。

入り口のチケット売り場のとこで、プレオープンのチケットと入場チケットを交換しました。USJの入場券はこれだけでパスポートみたいなもんで、中でアトラクションごとにお金を取られることはありません。しやからTDLみたいに「あー、券が400円分あまっただよー」とかの計算がいらないのですね。これは便利。でもアトラクションに入らない人にはチケット代が高いかもしれんっす。

「さて、何から見に行こう?」と地図を見るも、地図に関しては事前準備0のワタクシ達。とりあえずメイン通路は混むから、別の道に行こうと右回りルートを取ってみることにしました。

街の建物のあっちゃこっちゃに金色のプレートがついてます。これはどの映画で使われたセットかが書いてあるのですが、ワタクシの愛する「STING」のセット発見。「わーい」と路地に入り込み、出てきたときにはすっかり方向を失ってしまったのでした。

で、まず最初に入ったのは「ロッキン・ミッドナイト・モンスター・フェスト」。ここはお墓が舞台で「ビートルジュース」が案内人になって、フランケンとか狼男、ドラキュラとかとロックショーを繰り広げるとこです。ロビーで「ロッキー・ホラー・ショウ」の「タイムワープ」がかかってたので、うちはワクワクでした。

ビートルジュースの前説がお茶目。「ぶっちゃけ度」は高かったけど、そんなとこもTDLにはない前説でしょう。ウェーブの練習とかやって観客席を盛り上げてくれたっす。

いざショーが始まると、結構どのモンスターも歌が上手。ゆうたん姐さんはフランケンくんのギターの弾き方が本物っぽい、とほめてました。ドラキュラの花嫁ちゃんの声がかっちょよくてなかななかでした。

「面白かったねー」と次の獲物を探して、また街をうろつくワタクシ達(まだこの段階で地図上での自分の位置が把握できてません)。「ジョーズ」の方向に向かってるはずが、なぜか「バックドラフト」の前に到着。「50分待ち」の表示でしたが入り口が空いてたため「入ってみよー」と入ったら、中のほうに広い行列エリアがありまして。人がビッシリでございました。

「うわー、だまされてるー」と奥の奥の最後尾に着き、えんえん並ぶワタクシたち。待ち行列内ではテーマ曲が朗々と流されているのですが、「料理の鉄人」をイメージしてたのはうちだけではないはず(この時点でなまちゃんから「マイナーサザエさん」の添付ファイル付きメールが来たけど、聞こえずじまいでした)。でも案外この行列は進み具合が早い方でした。

入り口手前で3列に分かれるのですが、目の前で見たい人は一番右の列に並ぶこと。うちらは一番左の列に行ってしまったので一番後ろの段でした。

中に入ってからは3つの構成になってまして、まず最初に映画バッグドラフトの大まかな説明。そん次に映画で使った特殊効果の簡単な説明。最後はセットが組まれてて目の前で炎が「どっかんどっかん、ばっしゃん、がったん、どどーん」ってなことが起こります。一番後ろの段でも火があったかかったっす。次は前で見てみたいな。

 

「とりあえず位置を把握してから動きましょう」ってなわけで、トイレ&タバコ休憩を挟んだワタクシたち。USJでは決まった喫煙場所でしかタバコが吸えません。ゆうたん姐さんはなまちゃんに必死こいてメールのお返事を打ってるのですが、「いや〜ん。なんで〜?消えちゃったの〜。なんでぇ〜」とゆうたんビーム炸裂させまくりです。ゆうたんビームにやられるの大好きなワタクシは「いやー、このまま何も乗れなくてもええわー。幸せやわー。」とおっさんになっていました。

休憩してやっと現在地を把握できたワタクシ。「ほな近所にあるしジュラシックパークでも行ってみましょう」とテクテク行くも、「1時間半待ち」の看板で「他行きましょう」と断念。看板の写真を撮って、さらにテクテクお散歩です。

「ウォーターワールド」にやってくると「次のショーがはじまりまーす」と呼び込みしてました。すぐ始まるっぽかったので行ってみることにしました。

ステージの外で前説第1弾が始まりましたが、うちらは大量のお客さんの後ろの方にいたので、よく見えませんでした。ゆうたん姐さんも「全然見えないの〜」と悲しげです。でもそれはすぐ終わって中に入ることができました。

観客席は色分けしてあって、前の方の何列かは「濡れる席」っちゅーことで水色です。うちらはちょっと横のほうの前から2番目に陣取りました。隣のブロックまで水色席です。あぶないー。ゆうたん姐さんはカッパを着込んで万全です。

前説で「味方が登場したとき用」の拍手の練習と「敵が現れた時用」ブーイングの練習をします。ちょっとでも気合がたらんと前説のおにーさんが判断した段階でバケツにくまれた水が巻かれます。面白いのでぜひ前で水をかぶりましょう。ここでもウェーブやりましたわ。

で、実際のショーはといいますと、これがまた大迫力っす。悪役のにーちゃんがええ味でした。せりふもちゃんと聞き取れるし上へ、下への大騒ぎって感じでした。終わってからキャストの人が客席側に来てくれるんで、記念撮影したい人は終わってからもちょっと待ってたほうがええかもねん(うちらん時は客席の左側から現れたよん)。

で、この時点でもうお昼まわっておりました。「お腹空いたの〜」なワタクシたちは、「ロング・ブランチ・バーベキュー」で優雅に骨付きのお肉をパクつきました。お肉おいしかったっす。量も多かったっす。ビールも飲んですっかりマンプクになりました。

で、マンプクなワタクシたちが次に向かったのは「E.T」です。入るときに「1時間待ち」の表示やったけど「バックドラフト」が意外とスイスイ進んでたので、「大丈夫やろー」と入っていったのですがどうも進み具合が遅い。おまけにビールのせいか眠気が来るし、ゆうたん姐さんは「足が痛いの〜」と調子悪くなるし、外の風は冷たいしで今回の待ち行列の中では一番つらいもんでした。

USJには「Eパス」っちゅーのがありまして、混みそうなアトラクションで早い時間に配ってるのねん(券はなくなり次第終了)。で、「E.T」もそれを配ってて、それを持ってる人は券に書いてある時間にくれば並ばないで入れるのですよ。この時間はその券を持ってる人がぞくぞくと押しかけまして、ただでさえ進まんのにこのせいでさらに進まんのねん。

で、ようやく中に入ると今度は名前を登録します。で、こっからさらに並ぶのねん。どうもうちらが並んでるときには機械の故障があったらしくて、そのせいもあったけどとにかく混んでおりました。

ようやく乗れたときは「やっと座れたねー」とこれから始まることより、座れたことに喜んでたワタクシ達でした。実際乗ってからはフワフワ空中散歩って感じで、気持ちよかったよ。うちらは一番前やったけど、その前にはちゃんと「E.T」がいました。

で、最初に登録した名前は最後の最後で「E.T」が呼んでくれるのねん。

中に入ってからの並ぶ場所は2箇所あります。「2人組みで並んで座りたい」か、「バラになってもいいか」です。これは何でかといいますと、「E.T」の乗り物は1列3人席なのねん。なので1列が「2人組+バラ」ってな席になるのでした。少しでも早く乗りたい人は「バラ」で行ったほうが早いと思うな。たぶん前後になるだけやしね。

この長時間の待ちですっかり足腰をやられたワタクシたち。「これ出たら暖かいものでも飲みに行きましょう」とゆーてたのですが、「E.T」でつかの間フワフワしてるあいだにそんなことをコロっと忘れ、お隣にあった「ターミネーター2・3D」が「40分待ち」やったのでホイっと入ってしまいました。いざ並んでから「あー、そういえば腰が痛かったのにー」ってなわけで、すぐ座り込んだワタクシたちでした(ちなみに休憩を忘れてたのはワタクシ。ゆうたん姐さんは休憩するもんと思ってたそうな)。

ゆうたん姐さんが座り込むと行列が動き出すという、摩訶不思議な現象に助けられて比較的早く中にはいることが出来ました。入るときには入り口にある3Dのめがねを持って入りましょう。

一まとめに部屋に入れられますと、ここで前説&進行のおねーさん「綾小路麗華さん」が真っ赤なスーツで登場です。コンセプトとしてはサイバー会社の社員ってな役割ですが、このおねーさんのキャラクターがすごい。スヌーピーの風船をプカプカさせてたりしたら思いっきり高飛車に怒られるよん。怒られてみたい人は狙ってみましょう。でもいっぱいの人の中で怒られたら切れるちゅー人はやめといたほうがええかもねん。うちはちょっと怒られてみたーい。

で、中に入った後は麗華さんの指示に従ってメガネをかけましょう(ここで早めにかけてるのが見つかっても怒られるぞ)。後はシュワちゃんが主役の3D映画がどどどどどーんと続き、実際のステージともリンクしたステージが見られます。3Dはさすがにすごい。爆発したカケラとかも飛んでくるぞー。よけちゃうぞー。

「今度こそ休憩しましょー」ってなわけで、すっかり薄暗くなってから「スタジオ・スターズ」で休憩することにしたワタクシたち。ゆうたん姐さんは「アイスティ」ワタクシは「ジンジャーエール」を頼み、ソファーで休憩です。

「足が痛いの〜」ってな状態まで追い詰められたワタクシたちは、靴を脱いで横座り(ゆうたん)したりあぐらをかいたり(ワタクシ)、足の休憩をとっておりました。ちなみにゆうたん姐さんはヒールのショートブーツ、ワタクシはスニーカーでした。ずーっとコンクリートなんでスニーカーがいいと思うよ。スニーカーでも痛くなるぐらいでした。

ゆっくり休憩したので元気になったワタクシたちが次に向かったのは、「バックトゥーザフューチャー」です。デロリアンが入り口んとこに飾ってありました。もう50分待ちなんか怖くないぞー。

どのアトラクションも待ち行列中に、頭上のモニターでいろんな説明VTRが流れてます。スポンサーの会社が一番全面に出てたのはここでしょう(TOYOTA)。うちは「E.T」のが一番あきがこなくてよかったな。あんだけ並んでても同じVTRが出てこなかったもんね。

で、今度は8人一組になって個室に連れていかれました。デロリアンに乗り込みます。4人ずつで前後の座席に乗り込みます。ワタクシたちは後ろの座席に乗り込みました。後ろの座席は天井が低いので、背が高い人はちっちゃくなっときましょう。

後はもうデロリアンが大暴走です。うちはこういうの好きなので「わーい」と喜んでたのですが横でゆうたん姐さんが「きゃぁ〜」「や〜ん」っちゅーてるので、さらに楽しさが倍増でした。楽しく騒いでくれる人と乗りましょう。

スクリーンを見て酔いそうになったらちょっと横を見てみましょう。同じようにデロリアンに乗って揺られてる別のチームを見ることができます。

もう外は真っ暗でした。7時を回ると人も少なくなってます。でも今日は9時までっちゅーことなのでうちらは「ジュラシックパーク」に向かいました。50分待ちです。でも「絶対もっと早いって」ってなわけで入っていきました。

入っていく途中でうちらを走って抜かして行ったガキんちょがいました。途中の2手に分かれるとこで抜かしてやりました。ほっほっほ。でもこの抜かしたことでうちらはボートの先頭に乗ることになってしまいました。ゆうたん姐さんはまたカッパを着込んでいます。説明のVTRでは「絶対濡れます」と何回もゆーてます。ゆうたん姐さんはフードもかぶって脱げないようにあごでしっかり縛っています。きつく縛りすぎて「前が見えな〜い」とゆーてます。

うちらのボートがやってきました。もうすでに席がびしょぬれです。ここでワタクシ諦めがつきました。Gパンやし濡れてもしれてるしね(ちなみにWEBのUSJファンHPでの情報によると、濡れたままにしておくようにマニュアルで決まってるそうな。拭くとえらいさんに怒られるんやって)。

で、いざボートに乗り込むと、晩なんで幻想的な雰囲気っす。恐竜が出てきて水かけたりします。端っこに座ってたゆうたん姐さんはもろにかけられて「きゃぁ〜」と楽しそうです(うちもそれを聞いて楽しかったのは言うまでもありません)。

最後の急流すべりでは顔面からモロに水がきました。上半身びしょぬれっす。うちは下向いてたけどかなりの衝撃でした。あんな急流すべりは初めてやったんで、かえって新鮮でした。髪の毛も顔もびしょぬれでした。ゆうたん姐さんも顔だけだしてたので、顔がびしょぬれでした。「どこも濡れたくないよー」ってな方は、係員の人に言ってできるだけボートの後ろに乗りましょう。一番前に乗ったときはコンタクトの人はなくさんように気をつけてねん。うちは飛んだかと思いました。でも個人的には前が面白かった。夏は気持ちいいやろなー。

ビチョヌレになって初めてカッパの必要性に気がついたワタクシ。次に「ジョーズ」に行くことにしてたため、ゴミ箱からあふれてるカッパを1つパクリました。ゆうたん姐さんはカッパを着込んだまま移動です。ちなみにこの日はかなり寒かったため、USJ内ではカッパを着たままうろついてる人がたくさんいました。

カッパを着たワタクシたちは、そのまま「ジョーズ」に向かいました。もう待ち時間は30分ほどになってましたが、当然そんなに待たないで乗ることができました。

ゆうたん姐さんの解説によると「ジョーズは昼間見るとハリボテって感じがしちゃうから、夜の方がいいのよー」とのことです。うちも夜の方がお勧めかな。コンセプトとしては観光船で昔ジョーズの撮影したとこをめぐってると、またジョーズが現れたーってな感じっす。

これは乗務員の人の演技力によるとこが大きいのかなー。うちはTDLのジャングルクルーズとちょっと重なるもんがありました。乗務員の人がやらなかんセリフとか、銃で撃ったりとかの動きがかなりせわしないんで、そっちを一生懸命みてるとジョーズに驚くのが遅れるって感じやったっす。

なので、乗務員の人の間が遅れ気味の場合は、それを聞くのは半分にして自分で「ダーラッダーラッ♪」とテーマ曲を口ずさんで盛り上がることをお勧めしまする。

ジョーズのアトラクションの前では、ジョーズが釣られてます。ここでゆうたん姐さんに写真を撮ってもらいました。ちゃんとぱくったカッパも着用して写してもらいました。

主要アトラクションを回れたので満足したワタクシたちは、ゆっくり町並みを見ながらメインストリートまでお散歩しました。「プリティウーマン」「カリブの熱い夜」「ハリーとヘンダーソン一家」とかのセットをチェックしました。「雨にうたえば」のセットんとこで「シーングインザレーイン♪」とスキップしたのは言うまでもありません。ついでに街灯に飛びついてたのはワタクシです。

お土産屋を覗きながらうろうろしてると「ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック」で「最後の上映ですー」と呼び込んでたので、入ってみました。スピルバーグが映画についての思いを切々と語ってました。最後に日本語で挨拶してたから、これ用に作ったんかなー?って感じっす。印象としては一番最初にこれをみて全部を回ると、もっと「ここは映画のテーマパークやねんなー」ってな印象をもって回れるのかも、と思いました。

外に出るともう9時回ってました。出口のゲートの外にあったユニバーサルのマーク(地球がグルグルまわってるやつ)んとこで、写真を撮り(ちゃんと「Universal」って字が映るように頑張りましたわ)、案外空いてた電車に乗って大阪まで帰ってきました。

その後、「アジアンキッチン」で晩御飯を食べ、家に帰ってきたときは12時半でございました。

また行きたいなー。今度は街中をうろうろお散歩して、いろんなセットをちゃんと見てってな感じでもええなー。ご飯もゆっくり食べられるしね(時間ずらせば)。