「1日目」(大阪→阿寒湖)

関空集合は11時50分です。12時から日航ホテルでみきちゃんお勧めの飲茶バイキングを食べよーちうことになってたからであります。

ワタクシ地下鉄で天下茶屋まで行って、南海の関空急行で空港入りしました。「飲茶飲茶ー」と待ってたところ、夜勤明けのみきちゃんから「電車が行っちゃったよー。次は11時50分やー」とのメールがピポピポピポーン♪(ワタクシのメール着信音は「ウルトラクイズ」の「正解チャイム」)

当初、手土産を「旭ポンズ(八尾名物)」にしよかと思ってたのですが、「手土産忘れたー」とのことやったので日航ホテルのスイートコーナーで「チュルルンようかん(竹風の入れ物入り)」を発見し、こいつに決定しました。

みきちゃんと無事に合流し、「桃李」に行って「蒸しエビ餃子」「蒸しニラ餃子」「ふかひれ餃子入りスープ」等々、みきちゃんが「これおいしいでー」ちゅーたもんを「ほなそれ2つ」とオーダーし、出てきたものからパクパク頂きました。餃子プリプリで美味しいー。おかゆも美味しいー。デザートに頼んだ「タピオカ入りココナッツミルク」もひんやり甘くて美味でございました。

そんなこんなで飛行機出発30分前まで「桃李」でねばり(でも大根餅は間に合わず)、チェックインしてからカメラなしのみきちゃんは「写るんです」を購入です。ゲートに入るセキュリティでは二人揃って「ピンポンピンポン」いわせてしまいました。ベルトのバックルが引っかかったもようです。

釧路行き飛行機は、両端に2席ずつ、真ん中に2席で、ちと幅がちいちゃ目です。でも無事に飛び立ちまして大阪上空を旋回しております。「おー、あれポートアイランドやでー」「ほなあれは仁徳天皇陵やでー」「あー、琵琶湖やー」と生近畿地方を満喫して、気がすんだとこで爆睡してしまいました。

で、あっちゅー間に釧路空港に到着しました。マツダレンタカーのカウンターに行って事務所まで送ってもらい、何やかんやと手続きしてデミオちゃん(「北見 わ 1203」)と対面です。よろしくねー。

レンタカー会社の人がエンジンかけて「いってらっしゃい」ちうてくれて、ここから阿寒湖まではワタクシが運転担当であります。「ブレーキ踏んでー、『D』に入れてー、サイドブレーキをボタン押して下げるんよねー?」と全確認しながらのスタートっす。

「右やんねー?」「そーやんねー?」ってなわけで、レンタカー事務所を出発ー。ところが左が正解やったのでいきなりUターンです。「ハンドルいっぱいいっぱいにきってー」「きったー」「いけーっ」「おーっ」出来るやん、ワタウシったら。完璧っす。

国道240号線に入ったとこで前方に鹿発見!「鹿やー!」「本物やー!」叫ぶワタクシ達っす。減速してったら「ごめんあそばせ」ってな感じで、優雅に去っていかれました。「うわー、鹿やでー」「鹿、ほんまに出るんやー」いきなりの「北海道先制パンチ」を、思いっきりくらってワタクシ達は口ひらきっぱなしであります。

みきちゃんはパナソニックのナビちゃんと格闘しております。ナビちゃんは「ちょっとまってねー」しか言ってくれません。「さっきからそればっかしやんかー」「それはもうさっき聞いたっちゅーねーん」突っ込みまくりです。ちなみに阿寒湖までは一本道なのでナビちゃんはいらんのですが、やっぱし触りたいっす。

やっとナビちゃんの目的地が決定されたようで「音声案内を開始します」とちゃうことを喋ってくれました。ところがなにぶん一本道なので音声案内もへったくれもなく、ナビちゃんは無言であります。

ワタクシは家で練習したとおり、「ぶーん」と口で言いながら前の車についていっておりました。喋る余裕もあります。だって信号ないんやものー。あっても青やねんもーん。北海道って素晴らしいー。

ところがそんなワタクシたちの車をブンブンみんな抜かしていきます。どうも前にいる観光バスがとろいようです。でもワタクシは加速の加減に自信がないので、観光バスと一緒にトロトロ行っておりました。

でもさすがに2階建てバスの後ろでは前も見にくいし。「抜かしたいなー」と思ってたら山道に突入し、バスが登坂車線へ。「いけー」ってなわけでブーンと初追い越しに成功です。出来るやん、ワタクシったら。

そんなこんなで無事60kmほどを走りきり、車は本日のお宿「あかん遊久の里 鶴雅」に到着ー。駐車スペースに止まったとたん、みきちゃんがシフトを「P」に入れて、サイドブレーキをガンと引き上げ「おっけーっ!」と男前にしめてくれました。 お手数をおかけしました。

通されたお部屋は「345」号室。畳で和風なお部屋っす。仲居さんがお茶入れてくれて説明してくれました。「ゆかたはここにありますー」の言葉に「でかいサイズありますか?どっちも170あるんです」ちうと「あー、『大』が1つしかないですね。もう一つお持ちしますー」と持ってきてくれました。ちなみに「大」は「170〜180」サイズです。

お風呂が屋上の「洋風」(展望台付き)と地下「和風」とありまして、屋上の方は9時で女湯は終了とのことでした。9時半からは地下が女湯になるってなことやったので、ご飯食べてから「洋風」行って、外を散歩してから「和風」に行こうってなことになり、「6時半から晩御飯お願いしますー」と仲居さんにお願いしました。

で、その晩御飯ですが。「焼き物」「鍋」「お刺身」「お椀」「揚げ物」・・・とかなりの盛りだくさんで。

食前酒
こくわ酒
前菜

海鮮サラダ、山葱ドレッシング

お造り
鮭たたき、帆立、南蛮海老、妻一色、色紙大根
お凌ぎ
新蕗のぶぶ漬け
蓋物
豆乳蒸し(鶏肉、かに、浅利、栗、筍、椎茸、菊花餡)
鍋物
時しらずの潮鍋
箸休め
じゃがいもの冷製スープ
台の物
こいこい焼き、サラダポーク、蝦夷鹿、知床地鶏
強肴
巨大な珍魚、油棒のみぞれ煮
香の物
盛り合わせ
お椀
梅温麺
ご飯
山菜御飯
水菓子
グレープフルーツゼリー

それに加えて、別注文で「焼きタラバカニ」まで食べるワタクシたちでありました。食いしん坊です。大きくなるはずです。

実は外のみやげ物コーナーで「ゆでじゃがバター」を食べられるコーナーもあり、食事の前に「あれいっとこか?」「おー」ちうてたのですが、時間があわず食べてなかったのでした。あれ食べてたら入らんかったでしょう。

すっかりマンプクになったワタクシたちは、そのお腹を抱えて屋上の洋風お風呂に突撃です。展望台なだけあって、屋上にもお風呂があります。気持ちよかったー。洋風なだけあってギリシャ彫刻みたいな像があっちゃこっちゃにあります。ジャグジーやらサウナやらコールドルームやらに全部突撃してきました。

芯までヌクヌクになったワタクシたちは「大」の浴衣を着て、お外を散策です。女用のゲタがなかったので男用のゲタで男前度UPです。周りにはお土産屋さんが並んでます。お土産の主体は「マリモ」と「木の手彫り人形(アイヌ人、ふくろう等)」でした。

お土産屋さんでマリモの講習をされました。マリモは「一週間に一回取り出して8割がた絞って、手丸めて形を整えて水の中に戻す」ってなことをしないといけんそうな。「最初のうちは毎日でもやりそうやけど、そのうち絶対やらんくなるよなー」「うん、絶対殺すわなー」ってなわけで購入には至りませんでした。

スーパーで寝酒のハスカップワイン購入しました。北海道限定「ガナラ」ってなコーラも発見。これは飲んでおりません。コーラの濃いやつやと思うんやけどなー。

お部屋に帰って、今度は地下の「和風」なお風呂に突撃するワタクシ達です。和風なだけに木で出来たお風呂とか、岩風呂とか、洞窟になってるとことか、ここも楽しげです。全部探検してまたヌクヌクになってきました。

お部屋に戻ってハスカップワインを飲み飲み、「明日どーするー?」「摩周湖も行っとくー?」「サロマ湖」もいっとくー?」「宗谷岬もいっとくー?」「襟裳岬では森進一の『襟裳岬』がえんえんと鳴ってるらしいでー」と、次の日の作戦をダラダラと練って「とりあえず9時発の阿寒湖観光船に乗ろうやー」「ほなお風呂も入るし朝は7時起きやなー」ってなことだけ決めて、1時半ごろ寝床についたのでありました。