Mar 13, 2006

「綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状 『安楽椅子探偵 ON AIR』」(ABC)

出ました「安楽椅子探偵」。3年ぶり6度目の登場っすね。ワタクシこれが大好きなので、毎回見逃さないように気を配っておりまして。今回3年ぶりの放送やったのですが、見逃さなくてラッキーでありました。

毎回毎回、「問題編」と「解決編」の間の一週間に、「あいつが怪しい」「こいつしかありえない」と推理に推理を重ね、いざ「解決編」を見てみたら、ワタクシの「ここがキーポイントやー!」と思ったとこが華麗にスルーされ、「そんなんどーとでもとれるやんけ」ちうとこを「重要」と判断されてガックシ。ってのを繰り返しております。

「安楽椅子探偵」シリーズとは、推理小説家「新本格」の綾辻行人と有栖川有栖の共同原作ドラマっす(大阪朝日放送製作)。2週に渡って「問題編」「解答編」と放送されるのでありますが、「問題編」放送後に「犯人名」と「その理由」を応募し、当たった人1名様に現金(今回は50万)が当たるってやつです。第1回放送(1999年10月)を偶然見て、あまりの難易度と解決編のお茶目ドラマにはまってしまったのでありました。

このドラマ、第1回の時から一貫して「1回見ただけでは絶対わからん」状態の作りになっておるのが特徴。他の推理ドラマと大きく違うとこは「動機の強さ等の感情的なもんを度外視して、『その犯行を行える人はただ一人』って作りにしてある」と作家が断言している、まさに本格気質なドラマであります。しかも普段は小説を書いてる人が「テレビでしかできないこと」ってのをやろうとしてるので、ヒントの多くは映像関連のものなため、マニアなみなさんは何回も見返して、「このシーンとこのシーンの間で、ここの置物の位置が変わってるぞ」とか、探しまくってビデオテープをいわしたりしてるそうな。

さて、今回。3月3日に問題編、3月10日に解答編が放送されました。ワタクシも先週1週間は問題編をアホ程見まくり、「こいつが犯人やったとして、どっか無理はないやろか」とか「この条件にあてはまるやつ、他におらんやろか?」とか、一時停止やスロー再生を駆使して、頑張ったのでありますよ(HDDレコーダー万歳)。で、一応「こいつやー」ってことで応募までしてきたっす(ちなみに犯人は一番応募が多かったヤツで)。結果外れてたんやけどね(>_<)

『その犯行を行える人はただ一人』ってな作りにしてあるはずなのですが、今回も例によって例のごとく「何でそこをスルーすんねん」な「綾辻ワールド」が繰り広げられ、放送後の深夜4時すぎに「あやつじーっ、ここにすわれー!帽子をとれーっ!」と説教モードに入ってしまったワタクシでありました。ま、そんなんも1週間推理に推理を重ねるちう、めったにやらん祭り状態に盛り上がれればこそなわけで。これがまた結構楽しいのであります(外れてても)。

「問題編」は結構マジメドラマ形式なのですが、「解答編」はコント形式になってるのも大きな特徴。マジメな役の人もコントモードでボケたおしております。仮面をかぶった「安楽椅子探偵」が容疑者を「純粋推理空間(真っ白なセットもない空間)」に呼び出して、「問題編」VTRのポイントを説明しながら真犯人を指摘するって方式で、今回の解答編も面白かったっすよ。

第1回「安楽椅子探偵登場」第2回「安楽椅子探偵、再び」第3回「安楽椅子探偵の聖夜~消えたテディ・ベアの謎~」第4回「安楽椅子探偵とUFOの夜」までは、すでにDVDが出ております。第5回「安楽椅子探偵と笛吹家の一族」も4月に出るみたいっすね。関西地区以外で「見たことなかったけど見てみたい」ちう方、「関西地区やけど見のがしてた」ちう方、「問題編」を見て、ちょっと推理してみてから「問題編」を見るのをお薦めしまする。「1週間悩め」ちうのはDVDでは無理やもんね。でも一晩悩んでから見るくらいが楽しいかもですよ。

それにしてもなー、今回は「化野ルナの家が実は『びっくり館』で、テレビ局と地下通路で繋がってる」とか、やってほしかったんやけどなー。だめっすか、綾辻さん。

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