Jun 01, 2008

「カラオケバカ一代」(ジョージ朝倉)

ジョージ朝倉の初単行本で5ヶ月で絶版したそうな。ちなみにこれは復刻版です。「カラオケバカ一代」(全3話)のほかに、短編(ギャグと少女マンガまぜこぜ)を混ぜ込んだ、「同じ人が描いた」以外に中身は何も統一性がない、ごちゃ混ぜな単行本であります。

が、やっぱしワタクシのお気に入りは「カラオケバカ一代」。「バカでハイテンションなギャグマンガ」を形にしてしまったところがすごいっす。3話もあるのがえらいっす。ちうかこれ以上あったら一気には読みきれません。「マカロニほうれん荘」が一気読みできないよーなもんです。

一応基本ストーリーとして、「何でも出来る男前の達也くんは、唯一の弱点『オンチ』を克服すべく、勝手に『師匠』と決めたおねーちゃんと、ジタバタする」っちうもんがあるのですが、もう2話からそんな設定すら忘れ去られ、「達也くんと師匠とライバルくんが、ただジタバタする」に絞られてまして。

こーなってくると、読んでるワタクシとしては「闇雲に跳ね返りまくるスーパーボールの行方を『どこにいくんかなー』と目で追うのに必死」気分が味わえてしまうのであります。またこれが箱の中を跳ねてるならまだ追いかけやすいんやけど、「坂の上から落とした」状態で飛んでいってるので大変大変ー。

当然、一回読んだだけで全ネタを拾えてなかったりするワタクシは、例によって例のごとく何回も読み直しては「あー、ここのちっちゃい小ボケを見逃してたよー」と反芻しまくりなのでありました。ただし読む側がある程度元気がないとマンガのテンションについていけないので、読み直すのにはちょっと間をあけてます。

そんなバカパワー炸裂の「カラオケバカ一代」、やっぱしファンが多かったようで、復刻版が出たときに見返しに「カラオケバカ一代」っちう歌の歌詞を載せていたのでありますが、講談社漫画賞受賞時にパーティで曲を作ってCD化までしてしまっているよーです。

「しょっきんおんちぼーおおーい♪」(こちらで一部視聴できます・音出るので注意)単行本を持ってる方は歌詞を見ながら聞くと楽しいっすよ。2番も聞きたいなー。

ってなわけで、絵は今と比べるとかなり若々しく雑な部分もあったりするのでありますが、「ハイテンションなギャクマンガに置き去られる感」を味わいたい人にはオススメっす。ワタクシも久々に読み返したのですが、ついていけて満足満足でありました。

※ そうそう、今ジョージ朝倉オフィシャルサイトから過去のインタビューとか見てて知ったのですが、ペンネームの由来はコンドルのジョーの本名(ジョージ浅倉)から取ったそーですよん(ソースはこちら)。ジョーったら、そんな名前やったとはー。

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