May 20, 2006

「毎日かあさん」(西原理恵子)

「ついに新聞連載まできたよ、りえぞうちゃん」ってなわけで、毎日新聞で週1回連載してる「毎日かあさん」。「カニ母編」「お入学編」「背脂編」と3冊出ており、現在も連載中であります。

りえぞうちゃんとこの2人の子供、ダンナのかもちゃん(1巻途中で離婚)、田舎から呼んだおかーさんが中心の子育て家族マンガ、ちうと、「ホノボノしてるのか」と思ってしまいがちですが、そこはやっぱしそーもいかんちうことで。ほな「ドタドタしてるのか」ちうと、これがまたそーゆーわけでもなく。ってなわけで、何なんでしょう、ジャンルは。

「子育てマンガ」ちうと、「私たちは繁殖している@内田春菊」みたいな、「こんな感じで子育てしてますー」っぽいのが大半なわけです。「自分が中心になって喋ってる」形式が殆どなわけです。ま、当然っちゅーたら当然です。マンガじゃないけど、よしもとばななもそれ系かな。

そーゆー意味でいくと、「毎日かあさん」は観察系なのです。「自分がどーしたこーした」な自分目線ちうよりは、「自分を含めて自分の家族を、ちょっと他人目線で観察」って感じなのですね。「子供が何かやらかして、ぎゃーって怒ってる自分を、3メートルくらい離れて見た目線」ちうたら、わかりやすいっすか?ちうか、りえぞうちゃん作品は全部そーなのですが。

「何でそーゆー行動をとるのか、理解不能」な長男くんと、「そんな長男を見て、『あれはやめとこ』って行動をとる」長女ちゃんも、そんな「3メートル離れたとこから見てるりえぞうちゃんの目」を通してオチまで付けられてから登場するので、読む側としては安心感があるっすね。「消化されてます」って感じで。感情的にぶつけることなく、ってとこがプロっす。こーゆーネタって一番「自分は間違ってない!」って声高にいいたくなりーそーなもんやのに。

長男くんが小学校に入学してからは、自分とこの子供だけじゃなくて、子供の友達や、お友達のおかーさん、学校や保育園のせんせと、観察の幅がどんどん広がっておりますが、その観察距離を一定に保ってるのは変わりません。お見事です。

「笑える」話と「ちょっと泣きそうになる話」の割り合いは、「ちびまる子ちゃん」くらいかな。たまに地雷のようにやってくるって感じっすね。ワタクシ的には1巻なら「いつのまにかちゃんと兄妹になっていた」の話が好きー。2巻なら「こんな苦労が男にできるか バカヤロウ」の話かな。3巻なら…。もういいっすか?えっと「ともだちなんだね」がいいな。あ、「夏休みがきたよ」も捨てがたいー。

とか何とか、ぐだぐだした紹介を読むよりは、やっぱし実物を見たほうがわかりよいかと。ここで、1週おきの分が見られるっす。ワタクシも当然チェックしております(毎日新聞は買ってないけどね)。

※ 「カモちゃん復活&さよなら」版の「出戻り編」、カモちゃん関連話の大量の書き下ろしもいいんやけど、「おかえり」の回の「びっくりガンジくん」と「バンザイひよちゃん」が可愛すぎ。最後まで読んだら、背表紙のカバーちゃんとめくって、写真をチェックするべし。

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