Oct 24, 2005
「おさんぽ大王」(須藤真澄)
のんびりしたい時、ゆっくりしたい時、ちょっと疲れてる時なんかに「これをタラタラ読んでおけばいい気分」ってなマンガちうのは、人それぞれあるかと思いますが、ワタクシ的には、「おさんぽ大王」(全7巻)がかなり上位ランキングされております(ちなみに「ハムスターの研究レポート」も同じくらい高ランク)。
「おさんぽ」の名に相応しく、その辺をちょろちょろうろうろして、「ここにこんなんありましたで」なホノボノ(を一見装った)マンガであります。東京近辺が多いけど。「花見の名所めぐり」とか「フリーマーケット体験」とか「マザー牧場」とか「月島もんじゃめぐり」から、「塩とタバコの博物館」とか「ボタン博物館」とか「麻雀博物館」の見学もんもありーの、「マザー牧場」やら「日光江戸村」などなどの、「いつでも行けそうなだけに、案外行ってないとこ」な、微妙なポイントをついてのレポートは、まさに「おさんぽ」であります。
びっくりするよーなとことか、そこに潜入するのはためらわれるとか、そんなビックリポイントはありません。「そんなんあるっちゅーのは知ってるけど、そんなに面白そうでもないんちゃうの?」なとこに、ひたすらお散歩に行っております(「リカちゃんキャッスル」とか)。
こーゆーマンガは、大抵レポーターが本人なので、その「何でもなさげなとこ」をいかにネタとして成立させるか、ちうのが腕なんやと思われますが、これを読んでると「腕ちうのはあるねー」ってのがよくわかります。行ってるとこがほんまに何でもないとこやのに、話を面白くしてるちうのがすごいっすね。ワタクシ的には最初の方の「一人でお散歩」状態よりは、担当がノナカ嬢に代わってからの「ノナカ嬢をいらいながらのお散歩」が好きかな。
絵も単純な線でありますが、よく見ると細かいとこに凝ってまするね。ノナカ嬢のまつげがどんなにちっちゃい絵でもちゃんと2本あるし(まずび嬢は1本)、目頭のちっちゃいホクロも欠かさず描いてあるとことか、本編に関係ない背景に続き絵があったりとか、マニアに見出すと見落としそうなネタが山盛り仕込んであるのも特徴です。
「おさんぽ」なだけに基本はホノボノなのですが、素のますび嬢の黒いとこが、ホノボノの中でさりげにちりばめられてるため、充分大人なワタクシでも大丈夫っす。公式HPの「王立博物館」の中にある「画伯たちのギャラリ~」(直リン禁止なので辿ってね)は、そんな黒ますび嬢節が炸裂しておりまして。これが面白かったら「おさんぽ大王」も大丈夫でありましょー。
※ ますび嬢、長年飼ってた「ゆず」が亡くなってしまい、ちょっと落ち込み状態やったのでありますが、最近新しいネコが来たみたいで、元気も復活しててよかったよかった。
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