Aug 09, 2005

「燃えよペン」(島本和彦)

とにかく「熱い」ちうか「暑苦しい」っす。この「お湯が沸かせそうな高いテンション」のマンガを、「大昔にどっかでみたことあるんやけどなー」って一日中考えまくったワタクシ。記憶を辿りに辿って出た結論は「ゲームセンターあらし」でした。スッキリスッキリ(わからない子は先生置いていきます)。

最近「逆境ナイン」が面白いってのを、かなりいろんな方面からお勧めされておるワタクシでありますが、その前にまず「燃えよペン」を再読しなければ!ってなわけで、何年かぶりにGETして読み直してみました。いやー何回読んでも盛り上がりまするー。

「すべてのマンガ家がこうだと思ってもらいたい!」でも「現実の島本とは全く関係のないフィクションである」。「結局どーゆーこっちゃー」ってな「燃えよペン」、のんきなワタクシまでついついテンションがあがってしまうとこが恐るべし。熱血マンガ家「炎尾燃」のマンガにかける熱血ぶりが、ひたすら暑苦しくテンション高く超スピーディに繰り広げられております。

もうすべてのシーンで誰かが吼えてて(主に先生が)、誰かが泣き崩れてて(主にアシスタント&担当さんが)、尋常でない盛り上がりを見せてる「炎プロダクション」(会話の85%が「ギザギザふきだし」)。背景の集中線の書き方や、ライバルとのアンケート順位争いに燃えてたりしてるかと思えば、超過密スケジュールの中、出版社の忘年会に出席するために燃えてたり、アニメ化された時の主題歌作りに燃えてたりと、死人が出てないのが不思議なくらいの盛り上がりぷりであります(多分「炎プロ」を海につけたら「ジュッ」っていうと思う)。

ワタクシはマンガ家さんじゃないんで、ヘラヘラ笑って読んでたけど、マンガ家さんとか編集者さんはヘラヘラって感じでは読まれへんって聞いたことあるっすね。なんか「いや、これはマジっすよ」なリアルなとこも結構あるらしいってとこが、また怖いっすー。こんな日々を送ってて生きてるなんて、すごいぞマンガ家さん。

冒頭に載ってる「熱血マンガ家十訓」、一回全部書いたけど「こーゆーのって怒られるかもー」と思ったので、お気に入りのんひとつだけにしよっと。

うーんうーん、やっぱし

   「一、失敗したら新しいのを描け」

かな。

ってなわけで、助走もついたことやし「逆境ナイン」も読まなくちゃー。

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