Mar 01, 2005

「まあじゃんほうろうき」(西原理恵子)

言わずと知れた、りえぞうちゃんの初期作品であり、代表作であります。全4巻やけど文庫なら全2巻であります。1巻目なんかあまりに初期なため、りえぞうちゃん自身の自画像もかたまっておらず(「ちくろ幼稚園」の最初のころ風)、真ん中あたりでやっとこさ見覚えのあるりえぞうちゃんが誕生してる状態なので、これを一気に4巻読むと、りえぞうちゃんの漫画家バブルの大山を一緒に体感してる気分になれるっちゅーもんでありますよ。

「まあじゃんほうろうき」は麻雀パイも触ったことない状態のりえぞうちゃんが、麻雀を覚えていくさまを「近代麻雀ゴールド」で連載してたもんであります。最初は近所の友達に教えてもらいながら「全然できないよー」が落ちネタの4コママンガであったのですが、1巻の後半から4コマでなくなったあたりから大化けが始まります。ま、早い話が断然面白くなってきたのですね。

ワタクシ麻雀わからない人なので、初期のころの「何でそこでそのパイを切るんだよー」みたいな、ルールがわかってないとダメなネタはお手上げやったのでありますが、4コマでなくなってからは「麻雀で具体的にこんな失敗をしました」じゃなく「麻雀をやり続けることによって、こんなことになってます」的な大河ドラマになっていったのが大きな特徴であります。

ひたすら勝てないのに最初から賭け麻雀に突っ込んでるりえぞうちゃん、山崎「銀玉」親方が混ざってきてからは負け金がハンパやなくなり「すでに若い娘のする借金額ではないわー」状態に2巻でなっており、単行本が出るたびに「印税を一瞬で使い切る様」を発表しつづけ、麻雀プロ(強そうな人から弱そうな人まで)巻きこみ、麻雀だけにはとどまらないギャンブル三昧で札束をポイポイ無くして「ピーピー」泣いてるのに、「何でこんなに面白いんかなー」なテンションで続きます。

これはもうりえぞうちゃんが楽しんでやってること、ってのが伝わってくるのでありますよ。たとえ23万のソーメンになろーとも、40万の桜海老になろーとも、耳血がでよーと鼻血がでよーと後頭部で骨の外れる音がしよーとも。「はじめは『車が買えたね』と笑っていましたが、ここにきて『もしかしたら家が買えたね』という時点でシャレにならなくなりました」ってなわけで、最終回はよかったなー。ちょっと感動したっすよ、ワタクシは。

P.S.「あくうかんでポン」プロがもういないってのがちょっと悲しいけどもね。

Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.