May 26, 2009
「ソクラテスの弁明 関西弁訳」(プラトン/翻訳:北口裕康 )
うちの会社の社長(まんちゃん)が関西弁に訳しました。最初から最後まで見てたワタクシとしては、あんまし客観的に感想を書く立場でないよーな気もしますね。
が、そんなことは気にしないで書いてしまうことにしました。なぜなら中身が面白かったからであります。
大体ワタクシ「ソクラテス」って言われても、何がすごいのかさっぱりやわ、「哲学」って言われても「哲学って結局何なん?」と思ってるわ、当然「ソクラテスの弁明」ちう本が昔から何冊も出てることも知らずやったわけですね。
なので当初は正直「なーんか、まんちゃん難しい本の仕事するんやー。たいへーん」と、全く興味なっしんやったのです。
でも、会社でずーっと一緒の部屋にいると、まんちゃんが「うーん」ってなってるわけですよ。「どーしたのーん?」って聞くと「いやー、ソクラテスさんの言うてることはわかるんやけど、どーも好きになれんわー」と困ってるのですよ。
ワタクシ「ほな、関西弁で喋る『言うことはわかるんやけど、何か好きになれんなー』って人のつもりで書いたら、ばっちしやーん」
まんちゃん「えー誰ー?」
ワタクシ「んー、○○とかー、□□とかー。あ、△△にしよーや」
まんちゃん「えー。でももうそこは米朝師匠に決めたからー」
なーんや。ちうわけでワタクシとしては、まんちゃんに「もっとソクラテスを好きになってもらおー」ってことで、かわいいソクラテスくんの絵を描いて「ほーらほら、ソクラテスくんがかわいくなったよー。好きになれそーやでー」とか遊んでたわけです。
そーこーしてるうちに、訳がどんどんあがってきました。ワードでプリントアウトしたやつを「読むー?」って渡されたので読んでたら、いきなりソクラテスさんが「アテナイ人のみなさん、」って語りだしてたんでビックリして、「どーゆーこと?」って聞いたわけです。
ほな「んー、『アテナイ人』ってのは「裁判官のみなさん」の意味やねんなー。ソクラテスさん訴えられてて、裁判にかけられてなー、これからいっぱい喋らはんねん」ちうことで。
ワタクシ「それって、被告人弁論やん」
まんちゃん「そーやでー」
ワタクシ「面白そーやん」
まんちゃん「しやから、面白いねんて」
実際、中身はほんまに「ソクラテスさんの被告人弁論」なわけでして。「何でこんなわけわからん罪で訴えられてんのかわかりませんが、裁判官のみなさん騙されたらだめですよー」ってことを、ひたすら喋ってる本であります。そら面白いわ。どこが哲学って言われたらわからんけども。
参考に、他の日本語訳の「ソクラテスの弁明」も見てみたのですが、結構堅苦しい訳が多いのですね。「哲学」って感じはするけどねー。古い日本語のも多いし。なんか「被告人弁論」ちうよりは「講演」に読めてくるのですよ。
その点でこの本は、ワタクシが大阪弁になじんでるってとこもあるのですが、「関西弁訳」は結構感情が出て来るのですね。裁判を起したメレトスさんって人に「どーゆーことか説明してくれるかー?」って詰め寄ったりするシーンもあるのですが、明らかに「ソクラテスさん盛り上がってるわー」なことになってて、こっちも一緒に「あわわわわ」ってなってしまったりするのが特徴です。
ちうわけで。「ソクラテスの弁明 関西弁訳」は、ワタクシ的に「とっても面白い被告人弁論本」としてインプットされたのでありました。一緒に「クリトン」って話も入ってるのですが、こちらは裁判後のソクラテスとクリトン(幼馴染)の会話話なので、これまたテンポ良く読めちゃいますよん(個人的にはこっちが好き)。
ただ今、全国の本屋さん、ならびにAmazon他のネット本屋さんで発売してるので、興味のあるかたは見ちゃって下さいな(装丁は學さんですよ)。
※ちなみに本屋さんに置いてあるPOPやポスターや本の応援サイトに、ワタクシが落書きしてた「かわいいソクラテスくん」の絵が採用されたので、見つけた方は「おー、これかー」と思って見ていただけると嬉しいっす。
※「Project 629」の物販コーナーで流してたアニメもついでに貼っておきますよん
ひゃー。
すごーい。
わかりやすい言葉でを通り越えて自分達の言葉で翻訳!
まんちゃん先生はフルネームに『まん』って入ってないんだね。
それよりも。
やまわきさんのシールやらアニメにびっくりだ。
キミ達はいったい何屋さんなのーん?
ほんと、すごーい。
やー、ぽぽちゃん。
たぶん、ぽぽちゃんは好きな話と思うよー。
どっかで読める機会があったら、読んでみてねー。
シールはねー。
めっちゃかわいいねーん。
みんな「かわいい」って褒めてくれてーん。
『ソクラテスの弁明 関西弁訳』
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今回は小説ではないのですが、面白い本があったので紹介します。
『ソクラテスの弁明 関西弁訳』プラトン著・北口裕康訳
『ソクラテスの弁明 関西弁訳』はパルコ出版から2009年5月刊行。
訳者の北口氏は、システム&デザイ...
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