May 04, 2007

「ぶたもおだてりゃ木にのぼる - 私のマンガ道とアニメ道」(笹川ひろし)

連日飽きずにDSの「どうぶつの森」で遊んでるワタクシ。一緒の村に住んでる動物に話しかけると、偶に「二人だけのあいさつをかんがえてくださいー」とか「ワタシの口癖を決めてくださいー」とか言われたりするわけですよ。

最初は「おはよーん」とか「いいてんきやねー」とか、まじめに考えて入力してたのでありますが、何回も言われるんで面倒になっちゃうわけっすね。で、適当に頭に浮かんだもんを入れだしたら、なぜか「やっておしまい!」とか「おしおきだべー」とか「ぽちっとな」とか、「タイムボカンシリーズ」オンパレードになってしまっておるわけです。

そんな、ワタクシの脳みその「無意識」なレベルにまで入り込んでる「タイムボカンシリーズ」の生みの親が、総監督・笹川ひろしであります。土曜日の6時半からの30分、何年釘付けにさせられたことでありましょーか。ワタクシは「タイムボカン」から「逆転イッパツマン」まで見てたはず(主題歌もエンディングも歌えるから)。

「ぶたもおだてりゃ木にのぼる」は、漫画家志望やった笹川さんが手塚治虫のアシスタントを経て、吉田竜夫(ガッチャマン原作)らとタツノコプロを設立し、アニメ監督として山盛りの作品を送り出していく中で起こった、いろんなことを振り返ってる本であります。

とにかく、本の最初に監督やら演出やら関わったアニメ作品がカラーでずらっと紹介してあるんやけど、これが圧巻。「タイムボカンシリーズ」全部はともかく、「ハクション大魔王」「いなかっぺ大将」「グズラ」等のギャグ路線から、「ガッチャマン」「キャシャーン」「テッカマン」のシリアスもんまで。ちうか、タツノコプロ設立からやってるから、「マッハGOGOGO」とかもなのですね(名前は知ってるワタクシ)。全部紹介するの無理っちう量であります。

もともと漫画家やった人やから、ちゃんとキャラクタの絵とかも描けるとこがすごいっす。原作がないアニメやったら元ネタから考えるし、絵コンテも描いてるし、小ネタやギャグやメカ案やセリフも考えちゃってるし。この本の表紙も自分で描いてるし、挿絵にいろんなキャラクタが出てくるけどさすがに上手っす。ちなみに表紙にササヤキレポーターがいるのは、ササヤキレポーターのモデルが笹川さんやからっすよ。

回想録なんで、各章が「この番組をやってるときは、どーちゃらら」って区切りになってるのでありますが、もうそのままタツノコプロの歴史ちうてもええ感じ。ま、笹川さんは途中で抜けてるのでありますが、「タイムボカンシリーズだけは全部やる」って、抜けても監督してたみたいであります。

アニメをやりたいな、ちう人がまずタツノコプロを目指してたんちゃうか、ちうくらい、今ではすっかりビックネームな人が若かりし頃、タツノコプロに入ってたみたいで。天野喜孝は15歳で「ガッチャマン」から入ってるし、押井守も実は「オシイオシイナー、モーチョットーイ」のモデルやった、ちうのを聞くと、なーんか嬉しくなってしまうっすね。

ってなわけで、そんな人の歴史としても面白いし、裏話っぽいもんも面白いし(ドロンジョさま、24歳でフライドポテトが大好きらしいよ)、会社として作品をどんどん作っていくうえでの、クライアントさんの葛藤みたいなもんも、かなり興味深く見ちゃいました。オモチャメーカーとの戦いが結構大変っぽかったっす。

それにしても、見てた当時はボヤッキーが「全国の女子高生のみなさ~ん♪」ちうたびに、「ボヤッキーって大人が好きなんやなー」って思ってたワタクシ。もうすっかり女子高生やったころが思い出せないくらいの大人になってしまいましたのことよ。

でも「おでんくん」のだいこん先生の声を聞くと、「あー、ボヤッキーやー」って安心するんよね。ただ、どんなにええこと言ってても「ボヤッキーやから油断できないー」って思っちゃうけどね。

※ 2008年版「ヤッターマン」の総監督復帰おめでたいー。大人になったけど、また見ちゃいまするー。でもオープニングを歌う人は、ドクロベーさまの「ひかえるだべー」って声を聞いたら「ははーっ」ってやってくれる「ヤッターマン好き」な人にやってもらいたいな(*^ー゚)b

WriteBacks
TrackBack ping me at
http://yamawaki3.com/blog/blosxom.cgi/book/20070504_1.trackback
Post a comment

writeback message: Ready to post a comment.