Dec 14, 2006
「このミステリーがすごい!2007年版」
毎年毎年この本を見て「あー、年末やわー」と実感しているワタクシ、今年も年末がやってまいりました。「このミス」出ました。ワタクシ基本的に文庫・中古派なので、ここで出てるもんで読んだやつってのは、海外もんを数冊ってレベルなのでありますが、「今年はどんな本にみんなが『すげー』ちうたのかしら?」ってのは、やっぱし抑えておきたいとこなのであります。
ランクインしてる本に関しては、ジャンルや内容の紹介とかがしっかりされてるわけなのですが、大幅なネタばらしもないっちうのが、一番安心できるとこかなー。後は内容が面白くて評価されたのか、「長く埋もれてた名作の復刻」やからなのか、「出る出る、ちうてなかなか出なかったシリーズもんが出た」からなのか、そのへんもわかりやすいっすね。毎年どっかにまぎれてる「この作品で化けた」系も見逃せません(大体「新本格」で出た人に多い)。
今年のラインナップに関しては、上記のどれかに当てはまったことになってるので「あー、そーなんや」と、数年後の購入の際参考にすることとして、ワタクシが割りと注目してみてしまうのが「バカミス大賞」であります。ようは「それってどーなんよー」な突っ込み満載なミステリでありますね。とんでもないトリックやったり、とんでもない登場人物やったり、「おいおいおいおい」と言いたくなるよーなやつを「バカミス」と大々的に評価してしまってるのですが、これがまた読んでみたくなるラインアップを揃えててですね。目が離せません。ま、実際読んでみて「なんじゃこらー」となることもあったりしますが。「バカミス」なんでね。しゃーないっす。
本の紹介以外にも、作家さんインタビュー(今年は大沢「新宿コバン鮫」在昌と石持浅海)とか、書評家さんの元覆面座談会とかありますが、個人的には茶木則雄が好きじゃないので、書評家さんのページはカットしてくれてもいっかな。「あんたの趣味はどーでもええわ」ってとこがあるので。裏話もそんなに興味ないしな。
ってなわけで、毎年毎年出るのを楽しみにしてるものの、出たら出たで「それってほんまにそこまで面白いのかよー」と文句も山盛りになる、年末の恒例行事を今年もやらかしてるワタクシでありました。
たまに当たりがあるのが、またこれ止められんとこなのかもねん。過去も「ストリート・キッズ」とか「女彫刻家」とか「シンプルプラン」とか、これ見てなかったら読んでなかったりする海外もんもあるからなー。
※ 「わたしのベスト6」のコーナーのトリを毎年飾ってた、内藤陳のベストナインがないのが、ちと気がかり。森繁を「日本アカデミー賞」で確認するように、ここで内藤陳を確認してたので。
『このミステリーがすごい!2007年版』と『本格ミステリ・ベスト10〈2007〉』
「このミス」と「本格ミステリベスト10」の2007年度版が出ましたね。
ミステリ好きとして、毎年買って読み零し作品やこれからの刊行予定をチェックしてしまう習性があります(笑) あと「In・pocket」のミステリベスト10も必ずチェック。毎年この2冊を買わずにはいられないんですよね。ものすごい傑作に気づかないまま通り過ぎてしまうかもしれないのが嫌っていうのもあるし、本について書かれた本を読むのが好きっていうのもあります。ましてや一番好きなジャンルのミステリに絞って書かれているわけで、そりゃほっとけないわな。
ランキング結果については、「このミス」国内編の場合、私は3位に挙がっている作品が1位を獲るんじゃないかと思ってました。んで、1位の作品は3位あたりと予想してたんだよな。海外編のほうは全体的に「そうだろうなあ」という結果。
「本格ミステリ」のほうには、最近気になる道尾秀介さんのインタビューが載ってました。10周年記念号ってことで読みでがあります。この土日にゆっくりチェックしよう。
刊行予定のところでは、米澤さんの『犬はどこだ』の続編や有栖川さんの江神シリーズなど、楽しみな来年になりそうです。
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