Nov 20, 2005

「いきなりハッピー」(石川三千花)

石川三千花の本は「顔が掟だ!」「服が掟だ!」を始めとして、結構好きで読んでるワタクシ。チャキチャキしてて言い切ってて気持ちいいっすね。イラストもタッチとか色使いとか好きやし。で、この本は石川三千花の対談集っす(今は文庫も出てる模様)。相変わらずのスッキリキッパリした喋りで、相手の人もすっかりリラックスモードで喋ってて、読んでていい気分になりまするよ。

さて、この本の表紙、対談集やのに「何で赤ん坊を2人抱えてるのかしらん?」と思われた方、実はこの対談の前半は妊娠中なのであります。45歳の初産でしかも双子。写真も載ってるけど腹がどんどんでかくなってまするー。対談でも毎回そのお腹がネタになっておりまして、「『蛇吉と亀三』って名前にしよっかな」とか「『菊千代とフェラ千代』って言うんですよ」とか、ツカミとしてはええネタやったよーであります。

対談してる相手の人は、UA、ダンカン、ヴィンセント・ギャロ、荒木経惟、清水ミチコ、岡村隆史、浅野忠信、近田春夫、石野卓球、山田詠美と、濃い人揃いであります。石川三千花は映画好きなので、当時新作映画を出した人とかが中心になってるかな。ネタとしてはちと古いけど、ワタクシは対談の雰囲気が楽しそうやったらOKなので、全然大丈夫であります。

インタビューする側と、される側ってのの信頼関係みたいなんってのは、インタビューする側が相手の作品を「ちゃんと見てちゃんと感想を持ってる」ってのが前提になってると思うのでありますが、全員に対してそこんとこがしっかりしてたから、少々プライベートな話になってり脇道にそれた話になっても、相手の人がのって喋ってるんやなーって感じがあったっすね。あとはお互いの「これがカッコいい」「これはカッコ悪い」って価値観が合ってたりなんかすると、やっぱし楽しいっす。

何年も前に読んで、また久しぶりに読んだのでありますが、一番ちゃんと覚えてたのは近田春夫が「いつまでも安っちー服を着てサマになるためには、体型をキープすること」って言ってたことかな。当時も「よし、頑張るっすー」って思ったけど、また心新たに決意してしまいましたですよ。他にも「そーそー」って言いたくなる話が山盛りでありますよ。

対談とかの間に挟まってる、ハリウッドスターを切りまくりの「見たとこ勝負」やらも、相変わらずええ切り口で楽しいっすよ。双子妊娠の行方が気になる方には「スクスクの掟」もお勧めっす。ちなみに双子くんは「流星」くんと「遊星」くんと名付けられた模様。よかったよかったー。

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