Oct 09, 2005
「渡る世間はシャレばかり - 96~04大衆芸能日記」(高田文夫)
高田文夫と言えば、「オールナイトニッポン」で、たけちゃんの喋りにひゃっひゃっと笑ってた人である、ってのが初めて名前を覚えたきっかけであります。その後「ひょうきん族」とかの放送作家さんであり、たけちゃんと同じく立川Bコースで落語家さんもやってて、ってなこともわかったのでありますが、どっちかちうと「常にお笑いの人を持ち上げてる」って印象で、本人がどーゆー人かってのは良くわかってなかったのであります。
で、この本はそんな謎だらけの高田文夫の週刊誌連載をまとめたものであります。内容は「この月にやったこと・起こった事件」みたいなもんであります。テーマとしてはありがちっす。でもすっごい面白いっす。起こってる事件が面白いちうよりは、文章が圧倒的に面白いっす。本人がほんまに楽しそうに日々過ごしてはるのがわかります。ほんで高田文夫自身が面白い人やっちゅーことも、よくわかります。
東京の方では、毎日帯でラジオやってはるらしいので、そのゲストも華やかやし、イベントも数々こなしてはるってな、お仕事の面も面白そうなのでありますが、仲間の芸人さんや友達とライブに行ったり、野球観戦に行ったり、プロレス見に行ってたり、プライベートな面では息子さんが味のある登場をしてたりと、「毎日楽しいなー」ってスキップしながら進んでる印象であります。ほんまに楽しそうっす。
元々この人は「好きな人を褒めちぎる」ってことにかけては、他の追随を許さないくらいうまい人やと思うのですが、この日記でも数々の芸人さんを褒めちぎってます。そのパターンも「ストレート」なもんやら「7色の変化球」系やら、はたまた「それはビンポールじゃないんですか」な危険球まで、まさにあらゆるパターンで盛り上げます。誉め誉め博覧会状態で、そのパターンを見て回るのも楽しいっすね。
ってなわけで、他の「日記本」と圧倒的に違うところは「文句・悪口が非常に少ない」ってのが特徴です(たまには出てくるけどね)。あんだけ回りに毒舌家がいてるから、自分で言う必要がないのんかもですねー。落語好きな人なので、根底に落語があって、どんな変な人でも、ちょっと愛嬌持たせたりして、心底嫌われるようにしないってのが粋なのかもしれないなー。
とにかく文章自体がリズミカルで、「たんたたらたら、たらららら♪」と非常に読みやすいっす。ポコポコ織り交ぜられるダジャレも許せます。ちなみにワタクシ「ダジャレは認めない」派ですが、高田文夫のダジャレだけは認めています。「むかうところ手品師」とか。うまいねーどーも。
「96~04大衆芸能日記」ってな名前の通り、この間に起こったニュースも一気に振り返れちゃう、お得なことにもなっております。日記好きな方にはお勧めっすよ。
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